2016/07/29 18:00更新
木造一戸建ての修繕、費用総額は平均556万円/アットホーム調査

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は29日、「一戸建て修繕の実態」調査結果を発表した。調査対象は、全国の木造の新築一戸建てを購入し、30年以上住んでいる50〜70歳代の人495名。調査期間は7月8〜10日。


 「自宅修繕にかけた費用の総額」は、全体平均で556万円。築年数別にでは、築30〜40年で平均495万円、築35〜39年で平均583万円に。築年数が古いほど修繕費がかかってることが分かった。


 築年数別に費用の分布をみると、築30〜34年では、「300万〜399万円」(15.2%)がトップ。築35〜39年では「200万〜299万円」と「500万〜599万円」がいずれも14.0%、築40〜44年では「500万〜599万円」で20%となった。ボリュームゾーンは築年数が古いほど高額。いずれも分散しており、各建物や家庭事情などで個体差がみてとれた。


 修繕した割合が最も多かった場所は「外壁」で84.4%。「給湯器」(83.2%)、「トイレ」、「お風呂」(いずれも76.0%)と続いた。「外壁」の修繕回数は平均1.8回で、修繕費の合計平均は135万円、修繕が1回だけの人に限ると平均100万円という結果になった。


 また、「修繕費を毎月積み立てていた」は9.9%にとどまり、「自宅の修繕費は毎月積み立てるべき」という回答が53.5%を占めた。




一般社団法人全国賃貸不動産管理業協会(全宅管理)
Copyright (C) FUDOSANRYUTSU CO.,LTD 2005.All rights reserved