2016/10/25 18:00更新
全国6大都市のビル空室率、全エリアで改善/ビルディング企画調査

 (株)ビルディング企画はこのほど、2016年9月度の全国6大都市圏(札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡)の主要エリアにおけるオフィスビル市況を発表した。東京については24日のニュースを参照。


 各都市圏の平均空室率は、すべてのエリアで改善。名古屋エリアは5.49%(前月比0.29%低下)で、自社ビルからの移転や、大型拡張移転の影響が数値に反映された。大阪エリアは5.36%(同0.22%低下)。館内増床や高グレード物件での成約が進んだ影響で、3ヵ月連続の空室率低下となった。

 福岡エリアは3.83%(同0.13%低下)と3ヵ月連続で改善。札幌エリアは2.97%(同0.15%低下)と2ヵ月連続で改善。仙台エリアは7.11%(同0.23%低下)と、仙台駅周辺での大型物件成約が影響した。


 1坪当たりの推定成約賃料は、名古屋エリアが1万18円(同128円減)と下落。大阪エリアが9,252円(同53円増)と横ばいで推移。

 福岡エリアは9,286円(同147円減)と、主要大型ビルでの空室減少が募集賃料の下落につながった。札幌エリアは、8,444円(同136円増)と空室率の減少に伴い微増。仙台エリアは8,647円(同85円減)と微減した。




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