2017/01/19 18:00更新
世界の商業用不動産投資額、前年比8%減の6,510億ドル/JLL調査

 ジョーンズ ラング ラサール(株)(JLL)は19日、2016年の「世界の不動産投資額」に関する分析レポート(速報)を発表した。



 同年の世界の商業用不動産投資額は、6,510億ドル(前年比8%減)。16年第4四半期の投資額は、1,960億ドル(前年同期比7%減)となった。


 日本の通年の投資額は、前年比1%減の338億ドル(円建てで同11%減の3兆6,700億円)。16年第4四半期の投資額は、前年同期比39%増の81億ドル(円建てで同25%増の8,830億円)。15年第4四半期以降、前年同期比での投資額停滞傾向が続いていたが、今四半期の投資額は4四半期ぶりに前年同期比で2ケタ成長となった。


 アメリカ大陸の投資額は2,860億ドル(前年比9%減)、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)は2,360億ドル(同12%減)。アジア太平洋地域は1,280億ドル(同4%増)。2大地域である日本とオーストラリアで投資活動が減少した一方、シンガポール、中国、韓国で投資額が伸びた。


 また、17年の世界の商業用不動産投資額については、6,500億〜7,000億ドルと予測している。




一般社団法人全国賃貸不動産管理業協会(全宅管理)
Copyright (C) FUDOSANRYUTSU CO.,LTD 2005.All rights reserved