2017/02/17 18:00更新
介護度高い入居者に対応する「ケアフロア」設置。東京・立石にサ高住/東京建物グループ

「グレイプス立石」外観。葛飾区では最大規模のサ高住となる
「グレイプス立石」外観。葛飾区では最大規模のサ高住となる


2階のケアフロアには、風呂有り風呂なし合わせて28戸のワンルームを用意。フロア専属スタッフが常駐し、一般フロアの基本サービスに加え、突発的な介護介助、食事支援などの「見守りサービス」を提供する
2階のケアフロアには、風呂有り風呂なし合わせて28戸のワンルームを用意。フロア専属スタッフが常駐し、一般フロアの基本サービスに加え、突発的な介護介助、食事支援などの「見守りサービス」を提供する


建物1階に設けたデイサービスでは、東京建物シニアライフサポート自らがデイサービスを提供する。入居者だけでなく地域住民にもサービスを提供していく
建物1階に設けたデイサービスでは、東京建物シニアライフサポート自らがデイサービスを提供する。入居者だけでなく地域住民にもサービスを提供していく



 東京建物(株)の子会社、東京建物シニアライフサポート(株)は、サービス付き高齢者向け住宅「グレイプス立石」(東京都葛飾区、総戸数96戸)を、2月28日に開業。入居者募集を開始した。


 同物件は、京成押上線「京成立石」駅徒歩10分に立地。東京建物のサ高住「グレイプス」ブランドとしては11施設目。建物は、地上6階建て延床面積約5,600平方メートル。これまでのグレイプスシリーズが、認知症や介護度の高いユーザーに対応できず稼働スピードにも影響が出ていたことから、建物2階部分を要介護度の高い入居者に特化した「ケアフロア」としたのが特長。


 ケアフロアには、風呂有り風呂なし合わせて28戸のワンルームを用意。フロア専属スタッフが常駐し、一般フロアの基本サービス(安否確認、緊急対応、健康相談など)に加え、突発的な介護介助、食事支援、居室の簡易清掃、服薬管理、個別巡視などの「見守りサービス」を行ない、入居者はこれらに加え、介護保険による介護サービスで身体状態に合わせケアを受けることができる。


 また、東京建物シニアライフサポート自らが運営するデイサービスも開設。入居者に加え、地域住民にもサービスを提供していく。専門業者と提携して筋力維持を助ける食事の提供や園芸療法、入居者からのヒアリングを反映させた生活支援サービスなども導入する。


 住戸は、ワンルーム〜2LDKまで31タイプ(専有面積19〜51平方メートル)を用意。月額賃料は、4万5,730〜25万6,750円(別に管理費3万6,350〜4万1,350円)。基本サービス費は3万8,880円(1人入居)・6万5,880円(2人入居)。ケアフロアは、別に見守りサービス費が月額5万9,400円必要。


 同社は、17年度もサ高住供給を加速。東京都世田谷区用賀(120戸)、東京都稲城市(65戸)、世田谷区千歳台(83戸)でもサ高住を供給する予定。また、東京都新宿区大京町では、自社初となる介護付有料老人ホーム(48戸)の供給を計画している。



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