2017/05/29 18:00更新
全国のタウンマネジャーが交流会
TM
全国から4つの住宅団地のタウンマネジャーが集まった


 全国各地の住宅団地のタウンマネジャーによる勉強会が25、26日の2日間にわたって行なわれた。九州大学大学院人間環境学研究員都市・建築学部門助教の柴田 建氏の呼び掛けによるもので、タウンマネジメントを実施している4つの住宅団地のタウンマネジャーらが参加、交流した。


 参加したのは、「ボンジョーノ」(北九州市小倉北区)、「Fujisawa SST」(神奈川県藤沢市)、「ひばりが丘」(東京都西東京市)、「パレットコート七光台」(千葉県野田市)などのタウンマネジャー。いずれも、カフェを設けてコミュニティの中心に据えるとともに、収益モデルをつくっている住宅団地だという。


 25日は、長野県小諸市のJR「小諸」駅前にある「停車場ガーデン」を見学後、建築会館(東京都港区)にて交流会を実施。翌26日には、「南池袋公園」(東京都豊島区)におけるパークマネジメントを、豊島区の担当者が案内した。


 その後、「たまプラーザ」(横浜市青葉区)における「次世代郊外まちづくり」を視察。エリアマネジメントの拠点となる「ワイズリビングラボ」において、東京急行電鉄(株)都市創造本部開発事業部事業計画部都市政策担当課長補佐の岡本洋子氏がレクチャー。岡本氏は、たまプラーザ駅近くの美しが丘1〜3丁目における横浜市と共に進めている住民を巻き込んだまちづくりの概要を紹介するとともに、情報発信やインフラ整備のあり方等について語った。


 柴田氏は「これまでも視察は行なっていたが、今回のように住宅団地のタウンマネジャーが一堂に会するのは初めての試み。情報交換などを通じて成果が得られたので、今後も開催していきたい」と話した。



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