2017/09/26 18:00更新
25年の新築マンション価格は16年水準に

 (一財)日本不動産研究所(JREI)は26日、東京23区のマンション価格と賃料の中期予測(2017〜20年、25年)を公表した。


 JREIが1998年から集計している東京23区の標準タイプマンションの価格・賃料データ「住宅マーケットインデックス」を元に、実質GDPや民間住宅投資、東京23区の人口動態などを考慮してマンション価格と賃料を中期的に予測した。


 東京23区の1平方メートル当たりの新築マンション価格は、2017年は94万4,000円(前年比1.1%上昇)と予測。消費増税の延期と政府の大型経済対策と金融緩和などが下支えとなる見込み。その後、18年は95万2,000円(同0.8%上昇)、19年は95万6,000円(同0.4%上昇)、20年は95万9,000円(同0.3%上昇)と上昇続きだが上昇幅は鈍化する見込み。21年以降は経済成長率が鈍化するため、マンション価格はわずかな下落傾向で推移。25年のマンション価格は16年の水準に近い92万8,000円になると予想した。


 1平方メートル当たりのマンション賃料は、17年は3,334円(同1.4%上昇)、18年は3,360円(同0.8%上昇)、19年は3,385円(同0.7%上昇)、20年は3,405円(同0.6%上昇)と、こちらも緩やかに上昇が続くと予想。21年以降は横ばいとなり、25年は3,395円を見込む。



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