2018/10/18 18:00更新
壁枠組に国産木材を標準採用/地所H

 三菱地所ホーム(株)は16日、11月以降に受注するツーバイフォー工法の新築注文戸建住宅について、壁枠組に国産木材を全棟標準採用すると発表した。


 同社では、国内森林資源の適正利用と国内林業の持続的かつ健全な発展のため、トレーサビリティの明確な国産材の積極採用を推進。2015年に枠組壁工法構造用製材における国産製材・たて継ぎ材のJAS規格が改正され、構造計算指針等の改正等の整備がなされるなど、輸入木材以外でも設計がしやすい環境が整ってきた。同社では、さらに1本1本の強度を工場で測定するなど、品質管理を徹底。このほど、材料を安定的に調達できるルートを構築できたため、国産木材を壁枠組の縦枠および上下枠に採用していくことを決定した。


 これにより、同社の新築注文戸建住宅1棟当たりの国産材採用比率は82%となり、ツーバイフォー工法による住宅メーカーとしてはトップレベルとなる。


 同日開催した記者発表会において、同社代表取締役社長の加藤博文氏は、「当社グループは中期経営計画でESG経営の推進を目指している。国内の森林事業のためにも国産材を積極的に利用することで、持続可能な社会の実現に寄与していきたい」と話した。



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