2018/11/15 18:00更新
職住近接レンタルオフィス、目黒で初弾/コスモス

8階共用ラウンジ。コミュニティマネージャーが常駐しコミュニティ形成を支援する


 (株)コスモスイニシアは20日、「MID POINT目黒不動前」(東京都品川区、区画数67区画)を開業する。準都心の住宅立地に特化したレンタルオフィスブランド「MID POINT」の第1弾。


 東急目黒線「不動前」駅徒歩5分、JR山手線「目黒」駅徒歩12分に立地。築22年、8階建てのオフィスビルを購入し、エントランス・専有部・共用部をフルリノベーションの上、5〜8階部分をレンタルオフィスとして改装した。
 5〜7階は「ワークフロア」として、ウェスタン扉付の「1人用ブース」、プライバシーに配慮した完全個室の「1人用ルーム」を中心に計67区画を用意した。共用スペースとしてミーティングスペースやTELブース、ECショップの物品撮影などの際に利用できるPHOTOブースも配置。8階には、共用のラウンジやテラス、キッチンなどを設け、デザイン性の高い空間を実現している。そのほか専用駐輪場やシェアサイクルサービス、宅配ボックスも設置した。
 5〜7階の企画・運営、設計監修は(株)乃村工藝社と共同で行ない、8階ラウンジの企画・運営はシェアワークスペースの運営などを手掛ける非営利型株式会社Polarisが行なう。ラウンジにはコミュニティマネージャーが常駐し、入居者同士、地域と入居者をつなぐイベントを開催するなど、「仕事・交流・文化」の3視点からコミュニティ形成を支援していく。


 利用料は、1人用ブースが月額2万9,000円〜、共益費1万5000円〜、1人用ルームが同3万9,000円〜、共益費1万5000円〜、2〜3人用ルームが同5万9,000円〜、共益費2万5000円〜。11月初旬より募集を開始しており、現時点で20件の申し込みを得ている。「共用ラウンジが利用できる上、都心より割安な利用料」、徒歩5分〜電車で10分以内という「自宅から近い立地」、他社物件より「1人用スペースが比較的広い」点などが評価されている。


 第2弾以降は、東京23区城南エリアなど都心に近い富裕層居住エリアでの立地を想定し、既存物件に限らず新築、オーナーへの空室対策提案、同社が手掛けるマンション、ホテル内などでの展開を検討していく。


 15日に開催したマスコミ向け内覧会で同社執行役員の藤岡英樹氏は「都心のオフィス街エリアに立地するレンタルオフィスは多いが、住宅立地で付加価値サービス型は少ない。個人事業主や少人数で運営する事業者の職住近接ニーズに応えたい」などと抱負を述べた。











1人用ブース




2〜3人用ルーム




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