2019/06/24 18:00更新
国産木材の活用へ、産学協同の研究施設

実験・研究施設の外観イメージ


 (株)三栄建築設計は21日、国内植林資源の積極活用に向け、公立大学法人九州市立大学と協同し、同大学ひびきのキャンパス(北九州市若松区)で実験・研究施設の建設を開始したと発表。


 同社は2016年4月、輸入材に比べ競争力の劣る、国産杉材の商品性を高めるための研究開発に着手。19年5月には、集成材の製造方法に関する特許を取得するなど、一定の成果を上げた。そこで、研究開発のさらなる加速を目指し、同施設の開設に至った。


 なお同施設は、将来性のある新技術・素材の積極的な採用、稼働時における省エネ性能の検証などの観点から、CLT(直交集成板)構法を採用しており、九州エリアでは、今回のような大規模な建築での採用は初。また、「二酸化炭素排出抑制対策事業」として環境省の認定を受けており、(公財)北海道環境財団から補助金が交付される予定。



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