2019/06/24 18:00更新
売上高2,163億円で過去最高/ポラス19年3月期

 ポラス(株)は24日、2019年3月期決算(連結)の決算説明会を開催した。


 当期(18年3月21日〜19年3月20日)の売上高は2,163億3,800万円(前期比8.4%増)、営業利益129億2,100万円(同5.2%増)、経常利益137億6,700万円(同7.2%減)、当期純利益38億7,800万円(同9.7%減)と増収減益となった。


 売上高は、2,000億円を突破し、3期連続で過去最高を記録。一方、営業外収益が12億5,400円(同57.3%減)と減少したため、減益となった。


 主力の戸建分譲住宅事業では、IoT分譲住宅「アドバンスドプレイス船橋・北習志野」や、電力融通(DGR)を導入した「E-フォレスト浦和美園コネクテッドサイト」といった先進的かつ地域に根差したまちづくりを展開。契約棟数は2,654棟(同15.4%増)と過去最高となり、7年連続で2,000棟超を達成した。


 マンション分譲事業では、同社グループ最大規模の「ルピアグランデ浦和美園」(全340戸)や「ルピアコート新越谷」(全85戸)が好調で、契約戸数は468戸(同82.8%増)となった。


 戸建注文住宅事業では、同社初の単独展示場「体感すまいパーク」を船橋と柏に出店するなどして、京葉・常磐沿線地域の受注強化を図ったものの、一次取得者層や建て替え層の取り込みに苦戦。契約棟数は576棟(同15.7%減)だった。


 プレカット事業については、5工場体制と、ロボット化や作業改善により構造材生産量が拡大し、構造材生産坪数は129万3,000坪(同0.3%増)と、3期連続で過去最高を達成した。


 次期(20年3月期)ついては、デザイン・技術に優れた住まいの提案によりエリアシェアを強化。また、名古屋でのプレカット工場の開設や生産拡大、供給体制強化による圧倒的シェアの拡大を図っていく。また、戸建住宅に最長30年間の保証延長制度を付加する「ロングサポート30」と連動したメンテナンスリフォーム等ストック事業を拡大し、売上高2,250億円(同4.0%増)、経常利益150億円(同9.0%増)、当期純利益42億円(同8.3%増)を見込んでいる。


 同社代表取締役の中内 晃次郎氏は、「当社は7月に創業50周年を迎える。創業時の精神に立ち返り、時代のニーズの一歩先を行く提案をしていきたい」と話した。



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