2019/07/22 18:00更新
つくばで雑木林と一体化した大規模分譲









「つなぐ森みらい平」外観




当日は、同財団および大手住宅メーカー7社の代表者によるテープカットも行なった



 (一財)住宅生産振興財団は20日、開発を進める分譲地「つなぐ森みらい平」(茨城県つくばみらい市,全68区画)のまちびらきを行なった。


 開発面積は約2ha。つくばエクスプレス「みらい平」駅徒歩17分に位置する。同財団が茨城県より土地を取得し、2007年に(株)エス・コンセプトが企画した分譲地「サトヤマヴィレッジ」(福岡県北九州市、全43区画)のコンセプトを参考に企画。ミサワホーム(株)、積水ハウス(株)、など大手住宅メーカー7社に住宅用地を割り振り、各社が開発・販売する。


 「サトヤマヴィレッジ」の事例を参考に、敷地内に約500本の樹木を植え、それぞれの宅地の間には共有地となる雑木林「サトヤマ」を創出。雑木林の面積は、全敷地の約2割を占め、住民同士のバーベキューやワークショップ等を通じ、コミュニティを形成できる場とする。また、各戸の塀をなくし、「サトヤマ」を介して自由に行き来できるようにすることで、住民間の見守りによる防犯対策にも配慮。「サトヤマ」は住民が共同保有し、管理組合を通じて維持・管理を担うことで、住民間の共生の意識も育めるようにした。


 同日より第1期販売(19区画)を開始。販売価格は4,280万円〜。オープニングセレモニーで挨拶に立った、同財団理事長・ミサワホーム取締役会長の竹中宣雄氏は、「同分譲地の開発に当たり、緑豊かな住環境の創出、良好なコミュニティの創出・維持、そして安全・安心な生活環境の確保という3つの目標を設定した。こういった設計思想は、これからの郊外居住の一つのモデルになると思っている。今後も、当財団および参加住宅メーカー7社は、快適な住空間の創出に邁進していく」などと述べた。











敷地内に約500本の樹木を植樹。緑豊かな共有地を創出した




各戸の塀をなくし、住民間の交流の促進だけでなく、見守りによる防犯性の向上にも配慮した




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