2019/12/09 18:00更新
8割弱が「リノベ前提で既存住宅を購入」

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は9日、「中古(既存)住宅のリノベーション実態調査」結果を発表した。過去5年以内に既存住宅を購入し、リノベーションをした全国の20歳以上の男女309名(既存マンション購入者:169名、既存一戸建て購入者:140名)を対象に、インターネットによるアンケート調査を実施。調査期間は10月25〜28日。


 調査では、住宅を購入する際、最初に検討したのは「既存」が68.9%と過半数を占め、「新築」を検討していた人は12.3%にとどまった。さらに、77.0%が「リノベーション前提で既存住宅を購入した」と回答した。


 購入を検討し始めた当初の既存住宅に対するイメージを聞いたところ、「価格が手頃」が83.8%でトップ。次いで「立地が良い」が54.0%と、ポジティブなイメージを持っている人が多かった。一方、ネガティブなイメージでは「見えない瑕疵がありそう」が41.1%、「耐震性がきちんとしているか不安」が39.2%だった。


 リノベーションに踏み切った理由は、「内装を自分好みに変えたかったから」が65.0%でトップ。リノベーションで新しくした部分については、「壁紙を変えた」が73.5%でトップ。「床の素材を変えた」が58.3%と続いた。リノベーションをして良かったかを聞いたところ、95.5%が「良かったと思う」と回答。住宅タイプ別にみても差はなく、リノベーションに満足している様子がうかがえた。


 リノベーションにかかった費用は、既存マンション購入者平均で456万円、既存一戸建て購入者平均で672万円。住宅購入費とリノベーションにかかった費用の総額は、既存マンション購入者が平均2,857万円、既存一戸建て購入者が平均2,507万円だった。



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