2020/05/25 18:00更新
40〜50歳代女性のマンション購入熱高まる

 (一社)女性のための快適住まいづくり研究会はこのほど、マンション購入にまつわる条件や自身のライフスタイルに関するアンケート結果を発表した。同研究会の女性会員20〜60歳代のうち563人が回答。調査期間は4月18〜29日。


 マンションを購入したときの年齢は35〜39歳が27.5%でトップ。約半数は39歳まで、未婚が78.7%を占めた。「人生100年時代」と言われる昨今では、定年後や無年金時代を見据え、住宅ローンを現役時代に払い終えたり、在宅ワークや定年延長に備えようと、40歳代以降の割合は4割を超え、その購入熱は高まっている。
 購入に至る理由は、「(賃貸物件の)家賃や更新料がもったいないと思った」が56.7%でトップに。「資産として残せるから」(54.7%)、「快適で安全に暮らせる家がほしかった」(47.4%)と続いた。購入にあたり不安だったことは、「購入後にローンをずっと払い続けられるか」が43.9%でトップ。


 マンション選びで重視するのは「資産価値」で、その指標となる「駅距離」(74.2%)や「エリア・沿線」(74.1%)、「間取り」(65.9%)、「周辺環境」(55.1%)が上位に。間取りは、単身者や2人暮らしに適しており、在宅ワークも視野に入れた間取りの「1LDK(1DK)」(54.2%)、「2LDK(2DK)」(24.3%)のコンパクトマンションが人気。1人暮らしにおいても、93.6%が「1LDK(1DK)」以上を選んだ。
 初めて購入したマンションは「3,000万〜3,499万円」(23.6%)、「3,500万〜3,999万円」(17.9%)と、3,000万円台が約4割を占めた。現在は住宅ローン金利が下がっているため、18年の調査時に比べ予算が500万円上昇している。なお、直近5年でマンションを購入した女性のうち、東京オリンピックを意識したのはわずか2割だった。



一般社団法人全国賃貸不動産管理業協会(全宅管理)
Copyright (C) FUDOSANRYUTSU CO.,LTD 2005.All rights reserved