2020/05/27 18:00更新
首都圏新築戸建て価格、2ヵ月連続で下落

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は27日、同社ネットワークにおける2020年4月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの成約価格データを公表した。


 新築戸建ての平均成約価格は3,433万円(前月比1.2%下落)と、2ヵ月連続のマイナス。東京23区は4,651万円(同6.8%下落)と下落し、2ヵ月連続の5,000万円割れとなった。そのほか、東京都下は3,755万円(同4.9%上昇)、神奈川県は3,613万円(同2.3%上昇)、埼玉県は2,960万円(同2.5%下落)、千葉県は2,829万円(同2.4%下落)。


 09年1月を100として算出した成約価格指数は、首都圏平均で97.0(同1.2ポイント低下)となり、4ヵ月連続で100を割った。最も指数が高いのは埼玉県で、103.4(同2.6ポイント低下)だった。


 既存マンションの平均成約価格は2,395万円(同10.3%下落)と、3ヵ月連続のマイナス。首都圏の成約価格が2,400万円を下回るのは、15年12月以来、4年4ヵ月ぶりとなっている。東京23区が3,309万円(同16.3%下落)と、平均専有面積の縮小や4,000万円以上の価格帯の割合低下などにより、前月比で下落したことが主因。そのほか、東京都下は1,789万円(同31.4%下落)、神奈川県は2,269万円(同0.8%下落)、埼玉県は1,588万円(同3.6%下落)、千葉県は1,618万円(同13.1%上昇)。


 1戸当たりの平均成約価格指数は120.2(同13.8ポイント低下)。1平方メートル当たりの成約価格指数は132.2(同9.1ポイント低下)だった。



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