2020/07/03 18:00更新
春日部で市民農園利用権付分譲戸建て/中央住宅

1号棟「高さとロフトのある平屋」。まとまった棟数での平屋分譲は同社初


 ポラスグループの(株)中央住宅は3日、市民農園利用権が付いた分譲戸建て住宅「ハナミズキ春日部・藤塚」(埼玉県春日部市、全22棟)の販売を開始。それに先立ち、2日に報道陣にモデルハウスを公開した。


 分譲地は東武スカイツリーライン「一ノ割」駅徒歩23分。古利根川沿いに位置し、風の流れを計算して街区全体の通風設計を実施、四季折々の自然を感じることができるようにした。


 全棟200平方メートル以上のゆとりある敷地面積とし、平屋5棟と2階建て17棟を建設。2〜3台分のカースペースを設け、庭やウッドデッキを通して家の内と外が自然につながるように設計している。


 “日本の暮らしを見直し、心豊かな暮らしを”を開発コンセプトとし、軒を出した外観スタイルや化粧梁・畳・障子などの室内素材など、“和”を感じるデザインを採用。また、住民同士のコミュニティ形成を図るため管理組合を結成し、ワークショップやイベントも開催していく予定。


 分譲地の隣接地に約300平方メートルの土地の確保し、入居者専用の市民農園を用意。引き渡し後2年間は同社がワークショップを企画する等コミュニティ醸成をフォローしていく。なお、5年間は同社が利用料を負担する。


 モデルハウスの1号棟(土地面積約207平方メートル、建物面積約92平方メートル)は、「高さとロフトのある平屋」で、大屋根なりにリビングを勾配天井とし、上部にロフトを設置した。販売価格は3,580万円。
 2号棟(土地面積約220平方メートル、建物面積約105平方メートル)は、「つなぐテラスのある家」で、外と中をつなぐ中間領域のテラスを設け、リビングや和室からもアクセスできるような間取りとした。販売価格は3,380万円。
 13号棟(土地面積約200平方メートル、建物面積約104平方メートル)は、「縁側と庇のある家」。古利根川を借景として室内に取り込む工夫をしており、玄関ホールや小上がりスペース、リビングから川の景色を眺め、風を感じられるようにした。販売価格は3,380万円。


 第1期販売の(10棟)の土地面積は約200〜231平方メートル。建物面積は約91〜107平方メートル。間取りは2LDK(3LDK対応可)等。販売予定価格は2,880万〜3,580万円(税込み)。


 同社取締役戸建分譲第一事業部長の成瀬 進氏は「市民農園利用権付きの分譲地はポラス初。最近は、ゆとりのある住まいへのニーズが高まっていると感じており、平屋も人気がある」と話した。4月下旬からホームページを公開。15件の反響・14組の先行案内会を実施しており、「全棟の敷地が200平方メートル以上であること、都内へも1本で出られるところが好評」(同氏)だという。











2号棟「つなぐテラスのある家」




13号棟「縁側と庇のある家」




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