2020/07/09 18:00更新
都心5区ビル空室率、上昇基調が継続/三幸エステート

 三幸エステート(株)は9日、2020年6月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(1フロア面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。


 東京都心5区の空室率は0.66%(前月比0.13ポイント上昇)と上昇。3ヵ月連続でプラスとなり、上昇傾向が出始めた。新型コロナウイルスの影響から、オフィス需要は潮目の変化の兆しが現れており、底堅さが続いた増床需要も頭打ちとなっている。現空面積は4万6,009坪(同8,753坪増)となった。


 1坪当たりの募集賃料は3万2,019円(同115円減)と、小幅な動きが継続。需給バランスが緩む兆しが出ているが、募集条件を見直す動きは限られている。募集面積は33万1,812坪(同1万7,811坪増)だった。


 一方、全国6大都市の空室率は、東京23区が0.9%(同0.2ポイント上昇)、札幌市1.1%(同増減なし)、仙台市4.0%(同0.3ポイント上昇)、名古屋市1.4%(同0.2ポイント上昇)、大阪市1.5%(同0.1ポイント上昇)、福岡市1.2%(同増減なし)となった。



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