2020/07/09 18:00更新
阪急阪神不、物流施設ブランド「ロジスタ」に

「ロジスタ・ロジクロス茨木彩都」の完成予想図


 阪急阪神不動産(株)は9日、同社が国内で開発する物流施設のブランドを「ロジスタ」にすると発表した。同日、同ブランド2棟目となる「ロジスタ・ロジクロス茨木彩都」(大阪府茨木市)の概要も明らかにした。


 物流を意味する「LOGISTICS」と鉄道に関係する「STATION(駅)」を組み合わせた。現在、関西エリアで開発中の2物件に、同ブランドを冠する予定。初弾は「ロジスタ京都上鳥羽」(京都市南区)で、2020年7月末に竣工する予定で、すでに大和物流(株)の入居が決定済み。


 2棟目の「茨木彩都」は三菱地所(株)とのJVによるマルチテナント型物流施設で、名神高速道路「茨木IC」まで約2.5kmなど複数の高速道路インターや、主要幹線道路に近い物流ポテンシャルの高い立地。


 A棟・B棟の2棟構成で、A棟は敷地面積5万1,030.30平方メートル。柱が鉄筋コンクリート増、梁が鉄骨造の混構造を採用した地上5階建ての免震構造。延床面積は約11万6,000平方メートル。1〜4階には1フロア当たり40台のトラックバースを設置。大空間を生かしたワンフロアオペレーションを実現する。21年5月末の竣工を予定。


 また、B棟は敷地面積1万5,892.28平方メートル、A棟と同じ混構造を採用した地上4階建て。延床面積は約3万1,000平方メートル。両面トラックバースによる高度な物流オペレーションが可能。21年4月末の竣工予定。


 A棟は三井倉庫ロジスティクス(株)が、B棟は(株)ロンコ・ジャパンがそれぞれ1棟一括で借り上げることが内定している。



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