2020/07/14 18:00更新
上野広小路で開業。アパFC加盟店で最多出店に/TKP

「アパホテル<上野広小路>」外観


 (株)ティーケーピーは14日、「アパホテル<上野広小路>」(東京都千代田区、客室数215室)を開業した。


 (株)アパホテルとフランチャイズ契約を締結し開発したもの。ティーケーピーによるアパホテルのフランチャイズホテルは都内で3棟目。全国では10棟・2,010室体制となり、アパホテルFC加盟会社の中で出店数が最大となった。


 東京メトロ銀座線「上野広小路駅」、同「末広町」駅から徒歩2分、JR山手線・京浜東北線「御徒町」駅徒歩5分など、複数路線が利用可能な立地。鉄骨造地上13階建て。客室はシングル(11平方メートル、1室当たり1万2,000円程度)、ダブル(11平方メートル、1室当たり3万円程度)のほか、デラックスツイン(22平方メートル、1室当たり5万円程度)も1室用意した。全室に、空気中の花粉やカビ菌、ウイルスなどを無効化し、脱臭機能も持つ「ナノイーX」搭載のエアコンを導入している。


 付帯施設として「TKPミーティングカフェ」も用意。面積は27.97平方メートル。朝食会場としても利用するほか、会議室やイベント会場としても貸し出し、MICE・宿泊研修のニーズに応える。ティーケーピー代表取締役社長の河野貴輝氏は、「新型コロナウイルス感染症の影響でインバウンド需要等、観光業界は先行きが不透明だが、当ホテルは宿泊研修等を実施する企業向けにBtoBのホテルとして運営する。団体での宿泊を獲得しつつ、テレワーク向けにデイユースを展開するなど、コロナ禍にも対応していく」とコメントした。来年2月までの目標値は、稼働率は95%、平均客室単価9,000円。


 アパグループ代表の元谷 外志雄氏は、「コロナ禍、政府や行政に対応し都内や横浜、大阪においてホテルの1棟貸しを行なった。加えて、一人でも宿泊のニーズがあるなら応じるべきと、他のホテルは休業せず営業を続けた。コロナは数年で終息すると考え、今後も開発・開業予定等は変更せず、計画を進めていく」と話した。



デラックスツインの室内



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