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不動産関連ニュース

空き家となった親の家、「何もしない」が6.3%

2018/06/20 18:00更新

 リビング新聞グループのシンクタンクである(株)リビングくらしHOW研究所は20日、「親の家」についてのアンケート調査結果を発表した。全国の親の家に関する悩みがある・あったという20〜60歳代の女性715人が調査対象。


 親の家についての悩みが現在どういう状況かについては、30歳代以下および40歳代では7割超が「今はまだ大丈夫だが将来が心配」と回答。一方、50歳代では「問題が起きていて今まさに悩んでいる」が25%を占め、60歳代では「今まさに悩んでいる」(20%)「以前は大変だったが一段落」(37.6%)となり、50〜60歳代で親の家が具体的な悩みとなる状況が浮き彫りとなった。


 なお、現在の親の家が「空き家になっている」との回答は、「今まさに悩んでいる」が22.2%、「一段落した」が15.3%にも及んだ。


 「以前は大変だったが一段落ついた」との回答者に、もっとも悩んだジャンルについて聞いたところ、トップは「片付け」(42.9%)。以下、「売却」(17.3%)、「相続」(12.2%)の順に。


 なお、「親の家が空き家になっている」との回答者に、今後どうしたいかを聞いたところ、「売却したい」が45.0%、「分からない」が35.0%、「いずれは自分や兄弟などが住みたい」が8.8%。「特に何もしない」も6.3%を占めた。