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不動産関連ニュース

不動産業で働く女性の活躍に期待/WBN

2018/11/19 18:00更新

WBN日米カンファレンスの様子


 (一社)日米女性ビジネスネットワーク協会(WBN)は16日、WBN日米カンファレンス「住宅・不動産業で働く女性の未来像−II 〜女性が生涯現役で働き続けるために〜」を、すまい・るホール(東京都文京区)で開催した。


 同協会は、女性がより快適に仕事に従事し、活躍できる環境を考えることで、ビジネスの場や社会全体のあり方を根本から改善していくことを目的に設立されたもの。


 冒頭、国土交通省総合政策局長の栗田卓也氏が来賓を代表して挨拶。「女性活躍は、社会経済の発展における重要なテーマ。子育て支援施設の整備、大規模マンションにおける保育施設の設置等を推進し、女性の一層の活躍促進に取り組んでいく」などと話した。


 カンファレンスでは、3名が講演。参議院議員の大野泰正氏は、「母として、政治家として」をテーマに講演。「東日本大震災の際、地元の岐阜県から仙台の多賀城市へ女性の支援者を派遣したところ、きめ細かい対応と心遣いを高く評価してくださった。女性だから気付けること、女性ならではの目線が、これからの社会には必要ではないだろうか。その力に女性自らが気付くことも大切」とした。


 北澤商事(株)代表取締役会長・同協会理事の北澤艶子氏は、「生涯現役で働き続ける」をテーマに、これまで不動産業に携わってきた63年を振り返り「自分は人に恵まれ、信用と信頼だけで仕事を続けてこられた。目標と目的を持っていれば、元気で生きていられるし、生涯現役でいることもできる」などと話した。
 オリックス東京法律事務所弁護士の伊能優子氏は、「私が仕事を通じて学んだこと〜女性が仕事でステップアップしていくために〜」をテーマに講演。「失敗の場面でもビジネスチャンスはある。失敗したときに、いかに誠意を持ってベストな対応をするかで、その後の状況が良い方向に変わることも。いかなるときもビジネスの機会があることを心に留めておくことが大切」と、自身の経験をもとにアドバイスを送った。