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不動産関連ニュース

「建物エバリュエーション」土地含めた能力開発へ

2018/11/21 18:00更新

 (公財)不動産流通推進センターは、同センターが2018年2月より推進する「建物エバリュエーション」を「不動産エバリュエーション」に名称変更する。


 「建物エバリュエーション」とは、不動産会社が既存建物のプラス面を見つけ、活用策を提案できる能力を育成するプロジェクト。今回は、今年多発した自然災害による土地被害の発生等を踏まえて、既存ストックの活用提案時に「建物」に加えて「土地」についても周辺環境や地盤等を含めた詳細な調査結果の提供や活用手法の提案を行なうことができる能力開発が重要であると判断し、「不動産」に変更する。専門家による地盤調査やインスペクションの結果など、さまざまな情報をとりまとめて土地・建物を評価し、オーナーに向けた有効な評価書や企画書、見積もり書の作成能力育成を目指す。


 12月7日には、今回の制度改革を機に、土地・建物の評価手法等が学べる講演会「発表!不動産エバリュエーション 〜土地のバリューと建物〜建物エバリュエーションが進化!」を開催する。NPO法人日本水フォーラム代表理事の竹村 公太郎氏が「わが国における都市形成と地形」を、NPO法人住宅地盤品質協会の高安正道氏が「エリア特性から地質・地盤を見る」を、アーキテン一級建築士事務所一級建築士の中谷龍海氏が「ケーススタディで学ぶ地盤対策と建物基礎」を、明海大学不動産学部長の中城康彦氏が「土地のバリュー(バリューベース)と建物エバリュエーション」をテーマに講演する。「中央大学駿河台記念館 281号室」(東京都千代田区)にて10時より。受講料は1万8,000円(税込)。詳細は同センターホームページまで。