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URが防災・減災シンポジウムを開催

2019/03/22 18:00更新

シンポジウムの様子。約180名が参加した


 (独)都市再生機構(UR都市機構)は20日、千代田放送会館(東京都千代田区)にて「防災・減災シンポジウム2019」を開催。約180名が参加した。


 開会にあたり、同機構理事長の中島正弘氏は「日本は災害大国。災害は避けようがないが、備えがあれば被害の軽減はできる。今回のシンポジウムで、気付きやヒントを得ていただければ」と挨拶した。


 シンポジウムでは、NHK福島放送局アナウンサーの山田賢治氏をコーディネーターに、タレントで新潟食料農業大学客員教授の大桃 美代子氏、伊豆市長の菊地 豊氏、危機管理教育研究所代表の国崎信江氏、東京大学教授の目黒公郎氏、中島理事長のパネリストらが、「日本に求められる防災対策の変化」「防災まちづくり」などをテーマにパネルディスカッションを実施した。


 パネリストらは「災害が発生して何年かすると他人事のようになる」「災害のリスクは分かっているが、思うように対策がとられていない」といった問題点を提起。想定外の災害を減らすための方策や心構えとして、「災害は必ずくるという危機感を持つ」「災害の教訓を次代へ伝承し、防災を生活に根付かせるべき」「自分の住まう地域を知るべき」「災害時と平時の区別をなくすことが大切。受援機能の高い空間づくりも必要」などの意見を述べた。