記者の目

2004/6/18 18:00 更新 

旧「フェアモントホテル」跡地に超高級マンションが竣工

竣工した「パークマンション千鳥ヶ淵」

御影石の一枚岩を重ねたメインエントランス

1階エレベーターホールの壁は漆塗り

傾斜を生かした石造りの庭園

 三井不動産(株)が2002年10月から工事を進めてきた「パークマンション千鳥ヶ淵」(千代田区九段南)がこのほど竣工し、6月16日、報道関係者を対象に見学会が開催された。

都心の桜の名所に建つ「億ション」
 同物件は都心の桜の名所としても有名だった「フェアモントホテル」の跡地に建てられた共同住宅(地上15階、地下2階)。2002年10月に着工した。分譲住戸64戸(専有面積84.19平方メートル〜335.11平方メートル)はいずれも販売価格1億6,200万円〜13億5,000万円と「億ション」だが、竣工時点で約9割が成約済みとなっている。同見学会ではキャンセル住戸2戸(303号・146.31平方メートル・3億5,100万円、901号・156.81平方メートル・3億4,800万円)が公開された。

「誇り」と「こだわり」
 同社が「日本が世界に誇れる」をコンセプトに企画したマンションだけに、専有面積の広さは無論のこと、共用部分の仕様、セキュリティ設備、眺望への配慮等にはさまざまなこだわりが見られる。ご紹介しておこう。

●セキュリティ
 エントランスのオートロックは無論のこと、各階のエレベーターホールと居住スペースとの間にも関門がある。部屋番号と暗証番号を入力するか、中にいる人にあけてもらうかしないと住戸に入ることはできない。警備員も24時間常駐。

●階高と眺望
 床から天井まで3.5mという空間は、海外生活を経験した人にも圧迫感を感じさせないだろう。また、各住戸のリビングルームには眺望に配慮し全面ガラスがとりつけられており、東向きの住戸のリビングからは、春は桜が、南向きの住戸のリビングからは千鳥が淵の緑やその向こうに国会議事堂、高層ビル群が望める。東南向きからはその両方が見られるということで、東南向き住戸がもっとも人気が高かったそうだ。

●「石」「土」「漆」の匠
 メインエントランスの階段は巨大な一枚岩を重ねた石舞台のような造り。瀬戸内海犬島産の御影石を使っている。石匠・和泉正敏の作によるものだ。
 ロビーからエレベーターホールに続く1階共用部の壁は版築壁と築地壁。版築壁は、法隆寺の土塀などに見られるような朽ちた感じの壁で、淡路島産梨目土を使ったもの。築地壁は京都御所の塀などにも使われている聚楽土をつかった横筋のある土壁。どちらも左官・久住章の仕事だ。
 1階エレベーターホールの壁は漆塗りの羽目板。朱塗りの木の柔らかさを感じる壁は塗り師・坂井廣雄が手がけたものだ。
一流職人の手による芸術作品のような共用部に加え、専有スペースの床は大理石(しかも温水床暖房)だ。

●フロント
 2名のフロントスタッフが常駐。一流ホテル勤務経験を持つ人が更なる研修を受けて配属されているのだそうだ。

●メイドの部屋
 3階から11階の各フロア、エレベーター脇に1つずつ53平方メートルの住戸がある。メイド用に用意された住まいだそうで、億ションを購入した人が合わせて購入している。7,340万円〜7,500万円するのだそうだが、すべて成約済みとのこと。

 今月末から入居が始まるそうだが、ここに住む家族には2人住まいが多いとのこと。春には友だちを招いて広いリビングで「お花見パーティ」なんかをするのであろうか、と、楽しく想像させていただいた見学会だった。(yn)

 

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