建設分野におけるコンストラクション・マネジメント(CM)の手法の発展と普及を目指す、「日本コンストラクション・マネジメント協会(JCMA:Japan Construction Management Association)」が16日に設立総会を開催、正式に発足した。
JCMAは3月に急逝した故石崎溌雄氏(京都大学名誉教授・防災研究所理事長)が呼びかけ、中田久雄氏((株)日本設計 常任顧問)、村田麟太郎氏((株)山下設計 副社長)、古川裕之氏((株)NTTファシリティーズ CM部長)、小菅哲氏((株)高輪建築事務所 代表取締役社長)が発起人世話人となり、昨秋よりゼネコン、設計事務所、ディベロッパー、学会などに参加を働きかけてきたもの。
故石崎氏の「建設費の積算根拠を明確にし、最小の費用と時間で高品質な建造物をつくる」という趣旨のもと多数の業界関係者が賛同、設立総会へと至った。
同協会は「建設事業の内容を明確にし、費用算定根拠をきちんと示して契約するコンストラクション・マネジメント方式を採用することで、公共事業や民間工事の透明度を高める」ことを目的に、当面は顧客にCM方式を知ってもらう普及活動を行なう。具体的には
・調査研究と、その結果の発表
・会報、研究資料、その他刊行物の発行
・国内外の関連学協会および諸団体と連携・活動協力
・コンストラクション・マネジャー(CMr)の養成
など、諸活動を展開する方針。

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