三菱地所(株)は25日、「平成13年3月期 決算短信(単体・連結)」を発表した。
同社の当期単体業績の売上高は3,899億9,500万円(前期比8.6%増)、営業利益は531億円(同11.8%増)、経常利益は204億7,700万円(同35.1%増)、当期純利益は前期より▲53億7,800万円の64億300万円(同45.6%減)。
また当期連結業績(対象184社)の売上高は6,309億9,000万円(前期比9.9%増)、営業利益は806億3,800万円(同18.2%増)、経常利益は435億8,300万円(同38.1%増)、当期純利益は198億3,100万円(同7.7%増)となった。
セグメント別では、ビル事業において丸の内再開発によるビルの取り壊しと、一部既存ビルの稼動終了により減収となったものの、住宅開発事業においてマンション販売の好調、三菱地所住宅販売が大幅に増収となったほか、海外のロックフェラーグループ傘下の総合不動産サービス会社が好調に推移。同社では「関係会社の好業績が今回の増益に繋がった」としている。
次期業績の見通しについて、同社では、不動産証券化に積極的に取り組むとともに、ホテル事業、設計事業を子会社に移管することにより、連結売上高6,485億円、経常利益510億円、当期純利益260億円を見込んでいる。
また丸の内再開発事業の第一弾である「丸ビル」の竣工を一年後に控え、さらなる街のブランド力強化、向上に取り組んでいくという。