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野村不動産、窓のレイアウト変更が容易な「可変サッシ」を開発

 野村不動産(株)は30日、同社のオーダーメイドマンションにおいて高まっている「間取り変更に合わせ窓も自由に変えたい」との消費者からの要望に応えるため、窓部分のレイアウト変更が簡単に行える「可変サッシ」を開発したと発表した。
 
 これは、同社がマンションにおける商品開発理念「NOAHTEC(ノアテック)」の中のロングライフハウジング(構造体の耐久性を高め、内装・設備の可変性を追求する、永住の住まいの実現)のコンセプトに基づき、三協アルミニウム工業と共同で開発した「クラディング・フレーム・システム(CFシステム)」。
 同システムは、クラディングと呼ばれる外壁、戸境壁、サッシなど柱と梁に囲まれた外装部分の壁面に機能ユニットとサッシを組み合わせて形成する工業化構法。コンクリ-ト開口部に取り付けてフレームを固定し、機能ユニットとサッシを個々に自立させ乾式で着脱固定、これにより片引き窓、引き違い窓、FIX窓や壁パネルユニット、換気ユニットなどが居住者のニーズに合わせて自由にレイアウトでき、新築時やリニュ-アル時の間取り変更の自由度が高められる。
 ペアガラス用サッシ、より高性能な防音サッシなど性能の異なるサッシも取り付けも可能で、サッシのレイアウト変更や取り替えが内装と分離して行えること、さらにフレームの下には「排水機構」が付いており、開口部回りからの侵入水とサッシ室内面の枠外結露水を室外へ排出できることなどが特徴となっている。


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