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【編集部取材】5社共同で国内初の「現代美術作品ネットオークション」開催

オークション出展作品(平垣内氏)

 森ビル(株)、富士通(株)、ニフテイ(株)、(株)毎日コミュニケーションズ、(株)毎日新聞社の5社は、共同でインターネットを利用した現代美術作品のオークション「毎日モダンアートオークション2001」を開催する。

 毎日新聞社はこれまで「現代日本美術展」を開催していたが、入場者減少などを理由に昨年の開催をもって終了した。しかしながら、日本人にとって馴染みの浅い現代美術作品は発表の場が少なく、これに代わる作品発表の場として、また、新たなビジネスチャンスとしてインターネット・オークションに着目、現代美術界の発展に貢献する。
 オークションは6月19日15:00~7月25日24:00の間、@niftyの「毎日モダンアートオークション2001」(http://auctions.nifty.com/mainichi/)サイトにて実施される。
 出品されるのは、いずれも「第20回現代日本美術展」(1991年)以降に大賞・準大賞を受賞した作家および佳作賞・美術館賞を2回以上受賞した作家32名による計86点(平面69点、立体17点)。最低落札価格は作家自身による設定で、入札は@niftyまたはCombo会員に限定される。
 なお、これに伴いラフォーレミュージアム六本木(東京都港区)では7月11日~27日の間に「毎日モダンアートオークション2001 出品作品展」を開催する。会場を無償提供する森ビルは「進行中の六本木再開発のコンセプトは『文化都市』。現代アートで構成する『森アートミュージアム』の開設も予定しており、より多くの人に現代アートに慣れ親しんで欲しい」とコメントを発表した。

 今回は国内初の「現代美術作品ネットオークション」として主に国内向けの開催であるが、今後は全世界へ向け国際化を図り、年に複数回開催する計画。


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