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国土交通省、「木造住宅における寸法等のトラブル防止」のためのリーフレットを作成

 国土交通省は、「工務店経営実態調査検討委員会」(委員長:藤沢好一・芝浦工業大学教授)内に今年2月に設置した「木造住宅寸法問題検討委員会」(主査:松村秀一・東京大学大学院助教授、事務局:(財)住宅保証機構)においてまとめられた寸法等のトラブル防止のための手引きについて、そのポイントをまとめたリーフレットを提供していく。

 同リーフレットは「木造住宅における寸法等のトラブル防止に向けて」と題してまとめられたもので、消費者との間でしばしば見うけられるトラブル事例を挙げ、その対応方法を紹介している。
 具体的には、寸法のトラブルが発生する原因について、木材の乾燥・収縮以外に寸法表記法の違いや発注時の表記のあいまいさをあげ、発注方法の明確化の必要性や発注寸法例などをの対応方法を掲載しているほか、床鳴り発生から生じるトラブルについての対応方法などが掲載されている。

 同省では工務店への当該リーフレットの提供により、適切な品質管理を通じた良質な木造住宅の整備を推進していくとしている。


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