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東日本レインズ、6月の不動産流通市場の動向を発表

 (財)東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)は、首都圏における2001年6月の不動産流通市場の動向を発表した。

 これによると中古マンションの成約件数は2,263件(前年同月比7.8%増)で3ヵ月ぶりに前年同月を上回るとともに、新規登録物件数においても前年同月を上回った。また、成約物件平均価格は1,963万円(同▲3.9%)で、ここ4ヵ月は1,900万円台で推移している。
 戸建住宅の成約件数は1,053件(同3.2%増)。2ヵ月ぶりに前年同月を上回った。なお新規登録物件数は5,365件(同21.2%増)で、こちらは12ヵ月連続で前年同月を上回る結果となった。また、成約物件平均価格は3,675万円(同▲4.3%)で2ヵ月連続の下落となった。さらに新規登録物件の平均価格が4,320万円(同▲5.4%)となり、過去最低を更新した。
 土地(100~200平方メートル)の成約件数は5ヵ月連続で前年同月を下回る332件(同▲4.0%)となった。また成約物件の平均価格は3,213万円(同▲5.6%)で、3ヵ月連続で下落し、価格は過去最低を更新した。
 なお全体的には、平均築年数は古い物件へのシフトが続いている傾向がみられ、4月~6月の平均は中古マンション16.28年(前年同期15.62年)、戸建て住宅15.10年(同14.87年)となっている。


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