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【編集部取材】環境建設、中長期経営計画を発表

 ミサワホーム(株)の関連会社である環境建設(株)(東京都新宿区、田崎英夫社長)は、中長期経営計画を策定するとともに、環境事業の展望等の事業計画を発表した。

 環境建設(株)は 昨年4月1日に双葉総合開発(株)と合併し、新会社となってから2年目を迎える。これにあたり同社では中長期経営計画を策定、今後の具体的な事業展望を示唆する。
 中長期の経営計画のポイントは「ゼネコン事業の収益改善」「環境事業の確立」「財務体質強化」の3点。今後はCM(コンストラクション・マネジメント)事業への移行を予定し、環境事業部門においては廃材のリサイクルによる合成木材「M-Wood」のプラント受注を進めていく考え。
 「M-Wood」は従来のリサイクル建材よりも安価であるのに加え、シロアリの害を受けにくく、腐りにくいのが特徴。また、リサイクル段階での二酸化炭素の発生もなく、耐久年数の約100年後に再リサイクルすることができる。なお、高品質素材のため同サイクルを10回繰りかえしても品質に変化がないことから、1000年以上の使用も可能だ。

 同社では「M-Wood」プラントの受注を2005年までに50基、2007年までに計100基を目標とする。また、環境事業の人員を2005年に40名に増員し、売上300億円強を見込む。


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