森ビル（株）、日本電気（株）、森ビル流通システム（株）の3社は、インターネット対応携帯電話向けの地図情報サービス「MAP原宿」を10日より開始する。
森ビルら3社は、原宿地域に特化し、かつ携帯電話のヘビーユーザーである若い女性をターゲットとした情報提供のポータルサイト「原宿BOX」（http://habox.net ただし、携帯電話からのみアクセス可能） の実正実験を昨年12月から1年間の予定開始した。
同サイトでは原宿地域内の店鋪やファッションなどの口コミ情報を編集し、モバイルの特性である双方向性とリアルタイム性を生かして情報提供のサービスを行なっている。無料の登録会員は2万人超、2001年7月実績では総ページビューの1日平均数は3万件、口コミ情報の投稿数は1日平均500件。
新サービス「MAP原宿」では人気の高い店舗やわかりやすいランドマークを集め､きめ細かな地図の提供や、情報検索を行なった時刻に営業している店の表示、キャンペーンやセールの情報を時間とともに表示させることにより、リアルタイムの情報提供を行なう。また、ユーザのリクエストにより新しい情報の追加や､各店への評価を加えことが可能となるインタラクティブなシステムを採用する。
なお、これらの機能およびサービスは以前よりユーザーから強い要望が寄せられていたもので、3社はユーザに取とって使い勝手のよい地図情報サービスはどうあるべきかを追求し､今後は携帯電話に位置情報機能が内蔵された際のキラーアプリケーション、ビジネスモデルの開発などを行なう計画としている。