（財）住宅産業研修財団、（財）住宅保証機構、（財）日本環境財団の3団体は、 昨年開催された第2回「大地に還る住宅」提案競技の応募作品から、具体的な事例をまとめた『応募案にみる技術アイデア集』を発行した。
同提案競技は、将来の循環型社会、持続可能な社会にふさわしい、地域に根ざした住宅を「大地に還る住宅」として位置付け、7つの理念である（1）地球環境を大切にした住まい、（2）気候・風土を活かした住まい、（3）日本の伝統・文化を受け継ぎ人格形成の場となる住まい、（4）高齢者や障害者が自立して暮らせる住まい（5）生命を守る住まい、（6）病気をつくらない住まい、（7）財産を守る住まいを掲げて開催、全国より約260件の応募があり、21点が入選した。
今般発行された『応募案にみる技術アイデア集』は、同提案競技の7つの理念に基づいた要素技術がより深く理解され、よりよい住宅づくりにつながることを目的に作られたもので、地方公共団体、住宅関連団体、大学等に配布されるほか、ホームページhttp://www.hic.or.jp/compe 上でも公開されている。
なお、第3回「大地に還る住宅」提案競技の作品募集が開始された。詳しくは上記ホームページを参照のこと。