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東日本レインズ、8月の不動産流通市場の動向を発表

 (財)東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)は、首都圏における2001年8月の不動産流通市場の動向を発表した。

 これによると中古マンションの成約件数は1,554件(前年同月比▲3.7%)と、3ヵ月ぶりに前年同月を下回ったものの、1,500件を超える堅調な結果となった。新規登録物件数は5,776件(同0.3%増)で3ヵ月連続で前年同月を上回る結果をみせているが、成約物件平均価格は1,934万円(同▲5.0%)と、過去最低を更新している。
 戸建住宅の成約件数は704件(同▲7.9%)で3ヵ月ぶりに前年同月を下回った。新規登録物件数は4,638件(同20.0%増)で、こちらは14ヵ月連続で前年同月を上回る結果となっている。また、成約物件平均価格は3,561万円(同▲9.8%)と過去最低の前月よりも上昇したが、引き続き3,500万円台と大きな上昇は見えなかった。また、新規登録物件の平均価格は4,296万円(同▲2.9%)で、過去最低を更新し、初の4,200万円台となった。
 土地(100~200平方メートル)の成約件数は218件(同▲21.3%)で、2ヵ月連続で前年同月を2割も下回る結果となった。成約物件の平均価格3,245万円(同▲4.9%)。また、新規登録件数は1,731件(同5.9%増)で、増加率を14ヵ月ぶりに1桁台に戻している。一方、1平方メートル当たり単価は24.31万円(同▲0.6%)で、過去最低を更新する結果と土地に限らず価格面の下落が目立っている。


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