東京証券取引所内に9月10日、不動産投資信託証券(REIT)市場が開設し、新規上場の2銘柄の売買が開始したのに伴い、スタート初日の同日、同所「東証ARROWS オープンプラットホーム」において市場開設式典が開催された。
新規に上場し売買を開始したのは、日本ビルファンド投資法人投資証券およびジャパンリアルエステイト投資法人投資証券の2銘柄。式典会場には多数の報道陣がかけつけ、土田正顕東京証券取引所理事長による両法人執行役員等への上場通知書の贈呈のほか、テープカットなどが行なわれた。
初値はそれぞれ、日本ビルファンド投資法人投資証券が公募価格と同じ62万5千円、ジャパンリアルエステイト投資法人投資証券が公募価格(52万5千円)より約2%高い53万5千円を記録。なお初日となった本日は、日本ビルファンド投資法人投資証券が61万6千円、ジャパンリアルエステイト投資法人投資証券が54万5千円で取引を終えた。
なお、今回の上場にあたり、三井不動産(株)岩沙弘道代表取締役社長は、「コンプライアンス・情報開示等の重要性に十分留意しながら、ファンドに対してより高いサービスを提供するということを通じて、新しい不動産投資市場の健全な発展・拡大に最大限の貢献ができるよう努力していきたい」とコメントを寄せている。