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【編集部取材】日本ツーバイフォー建築協会、自主表示制度を創設

「ツーバイフォー住宅204K自主表示制度」パンフレット

 (社)日本ツーバイフォー建築協会は27日、品確法の日本住宅表示基準に基づく性能表示項目に加え、独自の自主表示制度「ツーバイフォー住宅204K自主表示制度」をスタートさせると発表した。

 今回創設された制度は、同協会が定める技術基準に基づいた6項目で計算・測定等を実施し、ツーバイフォー住宅として優れた性能を確実に備えていることを表示するもの。対象となるのは、協会型式を用いて品確法に基づく住宅性能評価書が交付された住宅に限られる。
 性能報告書の取得には、「壁量の余裕度」「室内の壁・天井の防火仕様」「設計管理・工事検査」の3つの必須項目のほか、消費者の関心の高い「断熱性能・夏期日射遮蔽性能」「気密性能」「ソーラーエネルギーの利用性能」が選択項目として設けられている。
 なお利用にあたっては、10月より全国主要都市において会員を対象に実施する講習会の受講のほか、「204K設計管理士」(講習会受講により資格取得可能)、「性能評価検査員(自主工事検査員」の配置が必要となる。

 また、同協会では、広範な住宅関連情報の発信と会員サービスの向上を目的に、10月1日よりホームページ(http://www.2x4assoc.or.jp)をリニューアル。
 従来のユーザー向けページに加え、業界関係者向け、会員向けページを新設するほか、会員会社の紹介など同協会の紹介ページの拡充や関連ホームページへのリンクなど、大幅な改善を行なう。
 さらに、今年で8回目を迎える10月24日の「ツーバイフォー住宅の日」にちなんだイベント等の概要も併せて発表。10月27日には「第8回ツーバイフォーの住宅セミナー」(詳細は以下の通り)を都内で開催するほか、地方各支部においてもセミナーやイベント行なう予定としている。

■日時 10月27日(土)13:00~16:40
■会場 新宿アイランドホール
    (東京都新宿区西新宿6丁目)
■講演 「住まいは人をつくる」
     元NHK解説主幹・作新学院大学教授 小林和男氏
    「少子・高齢社会-安心居住への道」
     明治大学理工学部助教授 園田眞理子氏 


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