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アットホーム、8月の売物件市場動向を発表(首都圏)

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)が27日に発表した、首都圏における8月の売物件の物件登録数、登録価格、成約数、成約価格は以下の通り。

 物件登録数は、中古マンションは1,757件で、前年同月比▲11.9%と9ヵ月連続のマイナス。一方、新築戸建は4,965件で、同36.7%増と18ヵ月連続のプラスとなった。
 首都圏平均の中古マンション登録価格は、1平方メートルあたり33.58万円、同▲1.8%と53ヵ月連続のマイナス。1戸あたりの首都圏平均価格は2,048万円で、同▲1.6%と7ヵ月連続のマイナスで、ともに過去最低となった。
 居住用土地登録価格の首都圏平均は、同▲6.1%の1平方メートルあたり20.53万円。戸建て住宅の登録価格の首都圏平均は、新築で1戸あたり4,123万円(同▲4.5%)と過去最低を記録。中古も3,505万円(同▲2.3%)と下落をみせた。

 中古マンションの物件成約数は、前月に引き続いて成約の3分の1以上を占める東京23区の落込みが響き、同▲22.9%、12ヵ月連続減の501件となった。また、3,000万円以上の物件の割合が10.3%と過去最低になるなど、低額物件へのシフトが顕著となった。
 新築戸建ての成約数は、970件で、同26.2%増と13ヵ月連続のプラス。一方、中古は411件で同▲17.6%、12ヵ月連続のマイナスとなった。

 また首都圏平均の物件成約価格は、中古マンションでは1平方メートルあたり29.40万円で、同▲5.1%と17ヵ月連続の下落。1戸あたりでも1,778万円、同▲3.9%と7ヵ月連続の下落となった。
 戸建て住宅の1戸あたりの首都圏平均物件成約価格は、新築で4,064万円、同▲5.6%と8ヵ月連続のマイナスとなり、過去最低となった。中古は2,517万円(同▲16.6%)でこちらも13ヵ月連続でのマイナス、過去最低となった。


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