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アットホーム、9月の売物件市場動向を発表(首都圏)

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)が24日に発表した、首都圏における9月の売物件の物件登録数、登録価格、成約数、成約価格は以下の通り。

 物件登録数は、中古マンションは2,125件で、前年同月比▲22.5%と10ヵ月連続のマイナス。一方、新築戸建は6,149件で、同30.4%増と19ヵ月連続のプラスとなった。
 首都圏平均の中古マンション登録価格は、1平方メートルあたり33.32万円、同▲6.1%と54ヵ月連続のマイナスとなり、過去最低。1戸あたりの首都圏平均価格は2,057万円で、同▲5.1%と8ヵ月連続のマイナスとなった。
 居住用土地登録価格の首都圏平均は、同▲8.8%の1平方メートルあたり20.31万円と過去最低を記録。戸建て住宅の登録価格の首都圏平均は、新築で1戸あたり4,121万円(同▲6.4%)とこちらも過去最低を記録。中古も3,399万円(同▲6.9%)と下落をみせた。

 中古マンションの物件成約数は718件、同▲2.0%で13ヵ月連続減となったが、東京23区と埼玉県では増加しており、地域的なバラツキが出ている。また、1,000万円台の物件の割合が48.8%と過去最高になるなど、低額物件の増加が顕著となった。
 新築戸建ての成約数は、1,245件で、同23.4%増と14ヵ月連続のプラスとなり好調の傾向が続いている。一方、中古は522件で同▲17.3%、13ヵ月連続のマイナスとなった。

 また首都圏平均の物件成約価格は、中古マンションでは1平方メートルあたり30.03万円で、同▲4.9%と18ヵ月連続の下落。1戸あたりは1,818万円、同▲3.3%と8ヵ月連続の下落となった。
 戸建て住宅の1戸あたりの首都圏平均物件成約価格は、新築で4,082万円、同▲1.6%と9ヵ月連続のマイナスとなったものの、中古は2,898万円(同3.5%増)でこちらは14ヵ月ぶりのプラスとなった。


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