(株)長谷工コーポレーションは25日、「生ごみ処理システム」を採用した分譲マンションが、この2年間で累計47物件、11,099戸に達し、現在採用を検討中の物件を含めると、61物件、14,441戸に達すると発表した。
「生ごみ処理システム」は、各住戸の生ゴミをディスポーザーで粉砕後、処理槽で分解・浄化処理することにより、排水基準に適合した水として下水道へ放流するという環境に配慮したもの。同社では、1999年9月の『エコ・ポーザー530』の開発・商品化以降、分譲マンションへの同システムの採用を積極的に進めてきた。
併せて、同システム利用者(333世帯対象、238世帯回答)を対象に行なったアンケート結果を公表した。これによると95%が同システムを利用し、77%がゴミ出しの量が減ったと実感、70%がマンションに必要なシステムと考えているなどと、高評価を得ている。同社では、現在供給量が増加している大規模、超高層マンションにこそ同システムは有効と考えており、今後も採用住戸はますます増加するとみている。
また同日、5月29日に公表した平成13年9月中間期(平成13年4月1日~9月30日)業績予想の修正したと発表。
今回の修正により同期の単独業績予想は、売上高1,790億円(従来予想1,590億円)、経常利益66億円(同55億円)、中間純利益10億円(同2億円)へと上方修正された。
また連結業績予想は、売上高2,260億円(同2,050億円)、経常利益72億円(同45億円)、中間純利益34億円(同7億円)へとこちらも上方修正となった。
修正の理由として同社は、単体については、工事進行基準に係る完成工事高が増加したことで売上高が増加、また中間純利益の増加は、営業利益の増加と営業外損益の改善により経常利益が11億円余増加したことによるものとしている。連結については、単体が上方修正となったことに加え、主要子会社の営業利益が増加したためしている。なお、通期については、前回の予想通りとなる見込み。