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【編集部取材】ポラスグループ、ショールームを「住宅性能表示制度」対応にリニューアル

体感設備

 ポラスグループの(株)ポラス暮し科学研究所(本社:埼玉県越谷市、代表:中内俊三氏)は、住宅性能表示制度を体感して理解できる展示内容にショールームを全面リニューアルし、10月26日にオープンした。

 同研究所は1990年に設立し、良質な家づくりのための素材をはじめ、工法・構造、居住性・快適性、デザイン等の研究・開発を行なっている。また、1997年にはさまざまな性能評価試験設備を備えた実験棟を建設し、性能表示ができる住宅をめざし多くの実験を重ねてきた。
 今回のリニューアルでは「住宅性能表示制度」における構造安定、火災安全、劣化対策、維持管理、温熱環境、空気環境、光・視環境、音環境、高齢者配慮の9項目について、等級や従前との性能の違いを体験することで理解し、実際の住宅設計等に役立つよう工夫されている。
 主な体感設備は、モデル住宅模型で壁を操作し、壁の量に伴う強さや位置の違いによる変形の差を比較できる「強度・偏心体感装置」、人工的に室内外の温度差や光量差を設定し、厚さや素材の違う4種類の壁とサッシの結露・断熱性能の違いが体感できる「温熱体感ブース」他多数。
 なお、一般消費者の年間入場者数は3,000~5,000人と見込んでいるが、同ショールームは「住宅性能表示制度」の認知と普及促進を目的としていることから、顧客の購入前の検討材料としての機会を提供するだけでなく、グループ内研修等にも利用することで社員のレベル向上を図り、「顧客への信頼度をより高めたい」としている。

(株)ポラス暮し科学研究所
(埼玉県越谷市東町2-226-1、TEL 048-987-9111)


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