不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は7日、首都圏における新築戸建分譲住宅の市場動向について明らかにした。
それによると、新築戸建の登録数は2000年3月より対前年同月比で19ヵ月連続増加、成約数は2000年8月より同14ヵ月連続増加しており、供給数が成約数を上回っているため市場は拡大しているといえる。
主な要因は、2000年5月より17ヵ月連続で増加率20%超となっている登録数の伸びのほか、各社が低価格商品の開発・販売を行なっていることなどが考えられる。登録価格・成約価格ともに2001年1月より同9ヵ月連続で下落しており、2001年9月の首都圏の平均登録価格は4,121万円と調査開始(1992年4月)から過去最低、成約価格も4,082万円で過去2番目の低水準となった。
しかしながら、2001年9月に最も成約数が多かったのは3,000万円台の491件(39.4%)で対前年同月比27.2%増となっているが、5,000万円以上は222件(17.8%)で同0.9%増と増幅が小さく、逆に3,000万円未満は191件(15.4%)で同55.3%増であった。