東京都住宅局は、平成13年9月期の「新設住宅着工統計」を発表した。
それによると、9月の東京都内における新設住宅の着工戸数は対前年同月比▲0.4%の15,274戸と3ヵ月ぶりの減少となった。
利用関係別では、「持家」は1,846戸(対前年同月比▲9.8%)で8ヵ月連続の減少。このうち公的資金分は164戸(同▲64.1%)と大幅な減少となり、民間資金分は1,588戸(同5.9%増)と6ヵ月ぶりの増加となった。
一方、「貸家」は5,232戸(同▲1.2%)と3ヵ月ぶりで減少に転じ、このうち公的資金分は658戸(同▲43.1%)、民間資金分は4,468戸(同11.7%増)と5ヵ月連続の増加であった。
また、「分譲住宅」は7,840戸(同▲1.4%)となった。このうち公的資金分は1,027戸(同▲40.3%)と5ヵ月ぶりの減少となったが、民間資金分は6,735戸(同12.1%増)で増加となった。また、このうち「マンション」は6,366戸(同▲0.5%)と減少に転じ、「戸建て住宅」も1,424戸(同▲5.9%)と減少となった。
なお、地域別では都心3区(中央区・千代田区・港区)で1,030戸(同▲15.7%)と減少したが、区部では11,309戸(同20.6%増)と2ヵ月連続で2桁台の増加を見せた。一方、多摩部では3,947戸(同▲31.9%)と大幅に減少した。