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パシフィックセンチュリープレイス丸の内、竣工

「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」外観

 日本パシフィックセンチュリーグループ(株)が、東京駅八重洲南口エリアに建設を進めてきた大型複合ビル「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」(東京都千代田区)が20日、竣工を迎えた。

 オフィス、商業施設、ホテルからなる同ビルは、地上31階建て、延床面積81,168平方メートルの大型複合ビル。JR東京駅に直結し、地下鉄5路線の駅にも徒歩数分という交通至便な立地は、同社が1997年に国有鉄道清算事業団による入札で落札。落札後わずか4年強で竣工を迎えた同ビルの投資総額は1,300億円と、外資系企業の不動産開発プロジェクトとしては過去最大級だ。
 一際目をひくガラス張りの外観は、東京国際フォーラムとの調和を考慮しデザインされたもの。また敷地面積の約半分にあたる部分は、オープンスペースとして確保し、緑豊かな空間とした。夜にはビル外観およびオープンスペースにおいてライトアップが行なわれ、東京の街並づくりの活性化にも貢献してく。
 なお、現在のテナント契約率は、オフィス部分で80%、商業部分では100%となっており、どちらも12月3日より開業する予定。ホテル部分については「フォーシーズンズホテル丸の内」(客室数57室)の入居が決まっており、こちらは2002年秋の開業予定。


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