不動産総合情報サービスのアットホーム(株)が29日に発表した、首都圏における10月の売物件の物件登録数、登録価格、成約数、成約価格は以下の通り。
物件登録数は、中古マンションは2,125件で、前年同月比▲21.6%と11 ヵ月連続のマイナス。一方、新築戸建は6,712件で、同28.1%増と20ヵ月連続のプラスとなった。
首都圏平均の中古マンション登録価格は、1平方メートルあたり33.70万円、同▲3.5%と55ヵ月連続のマイナスとなった。1戸あたりの首都圏平均価格は2,082万円で、同▲3.5%と9ヵ月連続のマイナスとなった。
居住用土地登録価格の首都圏平均は、同▲2.5%の1平方メートルあたり21.23万円。戸建て住宅の登録価格の首都圏平均は、新築で1戸あたり4,084万円(同▲3.9%)とこちらは過去最低を記録した。中古も3,460万円(同▲3.9%)と下落をみせた。
中古マンションの物件成約数は768件、同▲4.1%で14ヵ月連続減となったが、東京23区と埼玉県では2ヵ月連続で増加し、東京都下では大幅に減少と、地域的なバラツキが出ている。また、1,000万円未満の物件の成約が引き続き好調で、8.1%の増加と、成約全体の2割に迫っている。
新築戸建ての成約数は、過去最高の1,461件で、同43.4%増と15ヵ月連続のプラスとなっている。中古も688件で同5.5%増と、14ヵ月ぶりのプラスとなった。
また首都圏平均の物件成約価格は、中古マンションでは1平方メートルあたり29.79万円で、同▲3.4%と19ヵ月連続の下落。1戸あたりは1,756万円、同▲2.6%と9ヵ月連続の下落となった。
戸建て住宅の1戸あたりの首都圏平均物件成約価格は、新築で過去最低の3,973万円、同▲8.2%と10ヵ月連続のマイナスで初の4,000万円の大台を割った。中古は2,695万円(同▲8.9%)と再びマイナスに転じた。