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【編集部取材】積化工、ツーユーホーム基幹商品を大幅モデルチェンジ

「NEWセントワ」大屋根タイプ外観

 積水化学工業(株)は、1982年の発売開始時商品の流れをくみ、現在、セキスイツーユーホームの基幹商品である木質系ユニット住宅「セントワ」を大幅にモデルチェンジ、「NEWセントワ」として2002年1月12日より発売する。

 「NEWセントワ」は、累計販売頭数40,000棟を超える「セントワ」に、大屋根の導入を中心とする和風外観の強化、快適さと環境への対応強化、吹き抜けの大空間の提案などを加え、飽きのこない愛着がわく住まいをめざしリニューアルさせたもの。
 今後もツーユーホームの和風色を強めていきたい方針の同社では、従来の寄棟、切妻屋根に加え「ふきおろし大屋根」タイプを導入。そのほか外壁では、伝統的な真壁表現を取り入れた「くしびき調外壁」を、リビング部分では、現代風の茶の間「たたみ座ダイニング」を採用し、和風演出を強化した。
 また、環境面へ配慮した取り組みを積極的に行なっている同社らしく、ランニングコストのかからない「パッシブ快適メニュー」を導入。「調湿天井」や「蓄熱床」「アルミ樹脂複合サッシ」を採用することで、室内空間を構成する部位において省エネルギー性と快適性を強化した。さらに、従来の太陽電池モジュールを大型化するとともに、コストの低減にも成功したことで、現在23%の太陽光発電システム装着率を30%程度に持っていきたい考えだ。
 価格は、3.3平方メートルあたり51万円台から。同社では、40~50代の高額所得層や2所帯希望者層をターゲットに、2002年の受注棟数を2,000棟と計画している。


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