(株)クボタは13日、同社子会社であるクボタハウス(株)の株式を三洋電機(株)に譲渡することで基本合意したと発表した。
かねてより同社では、クボタハウスについて、競争激化の中、営業体質を強化し、事業の継続的な発展、拡大を図るための強力なパートナーが必要と考えてきた。譲渡先の三洋電機は、1995年に住宅事業に参入、今後住宅事業の拡大を狙い総合住宅事業への発展を計画。そこで同社は、クボタハウスのプレハブ事業に関し、情報営業家電を推進する三洋電機グループで営業展開することで差別化の推進やシナジー効果が期待できるものと、両社の見解が一致、今回の基本合意に至った。
同社は、2002年を4月1日をめどに、現在100%所有しているクボタハウスの株式全株を三洋電機に譲渡。三洋電機は、クボタハウスを三洋電機事業開発本部傘下のグループ会社とし、これにより三洋電機はプレハブ住宅を手がける総合住宅事業を持つことになる。