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住友不動産、西日本一の超高層マンション「シティタワー大阪」着工へ

「シティタワー大阪」完成予想図

 住友不動産(株)は18日、かねてより建設計画を進めていた西日本地区一の高さ約170メートルとなる超高層マンション「シティタワー大阪」(大阪府大阪市中央区、地上50階建て、予定総戸数357戸)の本工事を17日より着工したと発表した。

 同物件は、阪神淡路大震災のような極大地震に対しての建物の抵抗力を高めるため、柱の軸組を三角形に大きく広げたような「スーパートラス架溝」を採用。建物頂部には、おもりの重心移動をさせることで建物の揺れを和らげる制振装置を設置、柱は鉄骨の中にコンクリートを充填した頑強なCFT構造を採用し、阪神淡路大震災クラスの大地震にも十分耐えうる構造となっている。
 防犯・防災対策の面では、31台の防犯カメラによって不審者の侵入を監視。防火扉、排煙設備等を設置により、火災時の煙や炎が広がるのを防止し、建物頂部にはへリポートを設けるなど、高層部でもスムーズな救助活動が可能となっている。
 また、同社では、約400平方メートル・天井高約7メートルのエントランスホールの内装デザインについて、建築家や大学研究室などを対象としたデザインコンペを予定し、外溝においてもランドスケープデザイナーやガーデンデザイナーに対し外溝計画デザインコンペを実施する。なお、2002年春に販売開始、竣工は2003年末の予定。



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