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大成建設、常設ギャラリーで「ル・コルビュジエの石・れんが」展開催

ル・コルビュジエ「スイス学生会館」(撮影:玉置啓二)

 大成建設(株)は、1月15日から3月29日の間、同社内にあるギャルリー・タイセイにおいて展覧会「-ル・コルビュジエの石・れんが-<機械の美学>を超えて」を開催する。

 スイスの建築家ル・コルビュジエは、コンクリートの建築家と思われがちだが、実際には、れんがや石、木などの素材を使った建築作品を多数手がけている。それらの建築物は、多彩な表情を持っているが、今まで紹介される機会がまれであった。
 同展覧会では、さまざまな素材の組み合わせによって個性的なファサードを作ってみせたル・コルビュジエの業績を、機械を意識してツルっとした仕上げにこだわった1920年代、ぬくもりがあり、ざらりとした手触りの素材の視覚効果を楽しんだ30年代、彼ならではの表情を持つコンクリートの作品が発表される50年代へと、年代別に現れる変化を追って紹介する。詳細は以下のとおり。

会  期:1月15日(火)~3月29日(金) ※土日祝日は休廊
回廊時間:10:00~17:00
会  場:ギャルリー・タイセイ
     (新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル17階)
     TEL 03-5381-5510  
展示内容:写真(竣工時・現在)50点、図面、参考資料パネル、れんが・コンクリートの実物、ル・コルビュジエによる絵画作品(作風の変化が見られるもの)10点
取り上げる作品:
(スイス時代)ファレ邸
(1920年代) ペサックの集合住宅、サヴォア邸(煉瓦にプラスター塗り)
(1930年代) マンドロー夫人邸、マテの家、ポルト・モリトールの自宅アパート、ウイークエンドハウス、スイス学生会館
(1950年代) 煉瓦=デュヴァル織物工場、サラバイ邸、ジャウル邸/粗いコンクリート=マルセイユのユニテ、ラ・トゥーレットの修道院
(最晩年)  ル・コルビュジエ・センター


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