(株)INAXトステム・ホールディングスは8日、不動産フランチャイズチェーンを運営する(株)住通との間で株式売買契約を7日に締結、8日付けで全株式を取得し、100%子会社化したことを発表した。
住通は、不動産売買仲介、賃貸仲介、賃貸管理を行なう不動産会社の加盟チェーンで、加盟店数は510店舗。
住宅の耐用年数の伸長や中古住宅性能評価の制度化などにより、今後アメリカと同様の中古住宅マーケットの整備拡充が求められるものと考える同社と、将来的発展のためにもブランド力や信用力の強化が必要という住通の利害が一致し、合意に至ったもの。
今後は、INAXトステムグループのFCチェーンとして社名変更を実施。不動産情報システムの開発を進めて加盟店に対し業務サポート力を拡充するとともに、消費者へのPRを強化し、認知度や信頼性を高めていく。同社では、既存ビジネスとのシナジー効果を高め、ストック住宅中心時代の到来に向け、中古住宅の価値向上に貢献していく考え。
また、8日に開催された住通の臨時株主総会および取締役会において、新会長に潮田健次郎氏(現(株)INAXトステム・ホールディングス会長)、新社長に安藤進氏(前トステムホームウェル(株)専務)らの役員、監査役の選任が行なわれた。