東京建物(株)は10日、2001年8月22日の中間決算時に公表した同年12月期の「単独業績予想数値」を修正した。
今回発表した数値は、売上高850億円(前回発表予想860億円)、経常利益65億円(同440億円)、当期純利益18億円(同270億円)に修正された。
経常利益が上方修正された主な要因は、分譲事業における粗利益率の向上および販売諸経費の削減が図れたことを挙げている。また、賃貸事業においてもオフィスビル稼働率が高水準を維持し、賃料水準も堅調だったことや、プロパティマネジメント業務の新規受託によるフィービジネスが進捗したことなどにより、営業利益がおよそ18億円増が見込まれたことによるとしている。
一方、当期純利益の下方修正の要因は、主として株式市場下落の影響により、有価証券評価損(減損処理)等が発生したことによるものとしている。