三井不動産(株)と長島観光開発(株)は25日、共同開発を進めてきた東海地区最大のアウトレットモール「ジャズドリーム長島」(三重県桑名郡)を3月28日にグランドオープンすると発表した。
同施設は、東海地区屈指の総合レジャーランド「ナガシマスパーランド」のメインゲートに位置する東海地区最大のアウトレットモール。敷地が木曽三川の河口に位置することから、 米国ミシシッピ川下流域の「ニューオリンズ」の街をモチーフに、同街の特徴である「ジャズ」や世界三大カーニバルの一つである「マルディグラ」をイメージし、「楽しさ」や「賑わい」のある「夢」のような街並を創出している。
テナントはファッション・雑貨・スポーツ&アウトドア等のファクトリーアウトレットを中心とした84店で、キャラクター雑貨の「ミックス」や、ディズニーのベビー&キッズを扱う「キッズ ファクトリー」など12店舗が日本初出店している。
なお、コアターゲットはヤング・キャリアに設定しているものの、周辺に高級温泉旅館等があることからミッシー・ミセス層を対象としたブランドを充実させるとともに、地域特色を生かした陶磁器・食器・真珠などのブランドを誘致しているのが最大の特徴となっている。
また、三井不動産は同日、「三井アウトレットパーク」のコンセプトを明確化させた「私たちがアウトレット基準。」を宣言、併せて発表した。
同宣言は、6施設目のオープンを機に、改めて同社がめざす「アウトレット事業の理念」を明確化させたもので、これにより施設同士の相乗効果を高めるとともに他施設との差別化を図ることをねらいとしている。
主な内容は、メーカー直営のブランド品在庫処分を主とする「ファクトリーアウトレットへのこだわり」や、顧客とのリレーションシップを大切にするために「6施設共通利用可能なクレジット機能付提携カードの発行」など4項目。
なお、同社では同宣言を顧客にも理解してもらうため、ロゴ・マークを制定するとともにコンセプトブック「OUTLET BOOK」を制作、今後各施設で配付する計画。